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摩訶迦葉尊者(まかかしょうそんじゃ)

  • 執筆者の写真: 洞泉寺
    洞泉寺
  • 2024年5月1日
  • 読了時間: 1分

御本尊の右手前に安置されている摩訶迦葉尊者(まかかしょうそんじゃ。以後、”尊者”)です。実在するゴータマ・ブッダ(釈尊)のお弟子さんです。尊者は裕福なバラモン家の出身で、家の継承を嘱望され世帯も持ちました。


しかし、幼少期から抱いた出家の志を曲げることはなく、師を求めて旅に出ます。各地を巡って旅を続ける中、ニグローダの樹の下に座る釈尊と出会います。釈尊こそが己が求めていた師であることを確信し、弟子入りします。尊者は釈尊の10歳以上年上だったと言われています。尊者は出家して8日目に悟りを開かれます。


尊者は頭陀(ずだ)第一の精神を生涯貫きました。頭陀とは、衣食住への囚われを捨てて、粗末な衣をまとって乞食によって与えられた僅かな食事で生活することです。この姿に釈尊も多くの弟子の中で最も尊者に信頼を寄せたと言われています。


生涯をかけて釈尊につき従い、全ての教えを正伝された尊者は、釈尊の亡き後も教団のリーダーを務めました。尊者は説法や弁舌に優れていた訳ではなかったそうですが、確かな修行に裏付けられた存在感に弟子達も信頼を寄せていました。こうして、釈尊の教えが守られていったのです。


合掌



 
 
 

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