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  • 執筆者の写真洞泉寺

ウルトラマンは仏像をモデルに作られた!?

ウルトラマンは仏像と共通する、ある特徴が取り入れられてデザインされています。


それは口元の微笑みです。アルカイックスマイル(古式微笑)と呼ばれる、僅かに頬を上げた微笑みを表現する伝統技法が、ギリシャの彫刻文化に存在します。ギリシャ発祥のこの技法が、日本の飛鳥時代の仏像制作にも影響を与えました。


初代ウルトラマンをデザインした、成田享氏も彫刻家です。彼は「混沌=怪獣」、「秩序=ウルトラマン」と概念をキャラクターで具現化し、ウルトラマンが混沌とした世の中の秩序を正す、というテーマを構想したそうです。そこで、全能な存在としての仏の特徴をウルトラマンに取り入れたという訳です。


仏教に親しみやすい、なかなか美味しい話のネタを知りました(笑)。副住職が保育園児の頃に買って貰ったウルトラマンの人形が物置にあったので、引っ張り出してきました。残してて良かった。今後お寺のスタンプラリーのスポットとして、ウルトラマンを取り入れようかと画策中です。


合掌



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