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韋駄天(いだてん)

  • 執筆者の写真: 洞泉寺
    洞泉寺
  • 2024年5月1日
  • 読了時間: 1分

古くはヒンドゥー教の軍神スカンダが前身と言われる韋駄天(いだてん)です。仏教に取り入れてからは四天王の一人である増長天に従う八将軍の一人として、仏法や伽藍(がらん;寺院の建物)の守り仏として信仰されるようになりました。


”韋駄天走り”という言葉があるよう、諸天随一の俊足を誇ります。足の速い鬼が釈尊の遺骨、仏舎利(ぶっしゃり)を盗み出した際に、一瞬のうちに1280万キロを駆け抜けて取り返した伝説があります。また、釈尊や修行者のために各地を駆け巡って食物を集めたことから、”ご馳走(ごちそう)”という言葉が出来たと言われています。例からも覗えるように、日常に溶け込んだ仏と言えます。


武士のような鎧を身にまとい、非常に屈強な体格で躍動感に溢れた姿をしていることが特徴です。胸の手前で合掌し、腕に宝剣や宝棒を乗せているのが一般的です。体を張って、盗難や火災除け、身体安全を見守って下さっています。また、曹洞宗大本山永平寺を例に見られるように、厨房に安置されることも多く、厨房守護の御利益もあると言われています。


合掌


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